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ミステリの祭典

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ストリッパーの死
創元文庫『まちがえた番号/ストリッパーの死』に所収

作家 ミシェル・ルブラン
出版日不明
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 斎藤警部
(2025/03/03 20:35登録)
「あなた、とってもあたし好みなのよ」
「で、写真のほうは?」

出会い頭の兇悪な一幕から飛び跳ねて、良いねえ、この空気。 若き劇作家のナイスガイが、出張先カンヌ近郊のいかがわしい娯楽場で破落戸(ごろつき)にぶん殴られたり、うっかり夜を共にしたストリッパー兼娼婦の屍体に出くわしたり、色々あって巨額の札束を抱き込んだスーツケースに巡り逢ったり、警察を敵に回してまで犯罪捜査に乗り出したり、妻とケンカしたり仲直りしたり、その妻が危機に立たされたり。。 色々あってなんとか爽やかな落とし前を付ける冒険物語。 カンでの犯人当てはアリかも知れないが、ロジックによる謎解きの余地は無い。 ミステリのゲームバランスがちょっと変だったり、拭いきれない安っぽさもあるが、言うても総じて悪くない、本格もどきスリラーの短い長篇。

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