QED 恵比寿の漂流
QEDシリーズ

作家 高田崇史
出版日2025年01月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 makomako
(2025/02/24 20:00登録)
QEDシリーズは一時終了したと思いきや不定期に時々出てきますので、逃さないように読んでいます。
こういった歴史推理と殺人事件を組み合わせるのは非常に興味深い。
ただこういった人知れず続いてきた歴史背景が殺人の動機となるようなお話を何作も書くということはやはり難しいのでしょう。
今回は対馬でのお話で、首切り殺人が連続で起きたのを博学のタタルが独特の歴史推理のもとに一気に解いてしまいます。
相変わらず歴史推理は興味深いのですが、それがあっさり事件の解決となってしまうのはちょっと無理がある。ほんとにこんなことが動機で連続首切り殺人が起きうるもんなのですかねえ。
私は本シリーズのファンで、実際に対馬でここに出てくる神社の一部を見てもいるのでとても興味がわいたのですが、そうでない方はもうちょっと低い評価となりそうです。

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