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ミステリの祭典

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狂乱家族日記 拾参さつめ
狂乱家族日記シリーズ

作家 日日日
出版日2010年03月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 メルカトル
(2025/02/10 22:22登録)
乱命、銀夏、千花三人の「恋」の行方は!?
不解宮の「正義」に反旗を翻した"不死の鬼"黄桜乱命が、大日本帝国の悪を結集して作り上げた巨大カジノ「正夢カジノ」。そこで行われた支配者決定賭博「極悪ギャンプル☆第七天獄」で敗北した乱命は、凶華の肉体=破壊神SYGNUSSを拉致し、次なる計画「鬼ヶ島計画」を発動する。悪党たちの楽園と化した正夢カジノ改め「鬼ヶ島」を舞台にさらなる狂乱が続く! 『狂乱家族日記』新エピソード「裏社会編」後編! まだまだ目が離せない!馬鹿馬鹿しくも温かい愛と絆と狂乱の物語!
Amazon内容紹介より。

またしても一年以上間が空いてしまいました。前作を思い出しながら読みましたが、いつの間にか凶華がサッカーボールになっていたのには、そんなエピソードあったかなあと首を捻らざるを得ません。まあそんな事はどうでも良くて、本作は余りにもスケールが大きすぎて、それに筆が追い付いていない感が否めませんでした。新旧含めてキャラが多すぎ、こいつは誰だったのか?みたいな事が起こり過ぎです。

今回は凶華の出番が少なかったので、イマイチ面白みに欠ける印象が強かったですね。狂乱家族がばらけると一致団結感が無くなるので、そこも評価を下げる要因となってしまいました。強いて言えば銀夏のオカマらしからぬ男気が垣間見れたのが救いでした。実質主役級の活躍でしたし、これまでクセの強い他のキャラの陰に隠れて目立たなかっただけに、何となく全体の均衡がとれた感じがして良かったと思います。

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