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ミステリの祭典

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不死症

作家 周木律
出版日2016年06月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 たかだい
(2025/02/07 17:51登録)
冒頭いきなり瓦礫の中からスタートし、訳も分からないまま生存者が集まり出した所で、一般的に言う所のゾンビに当たる異形「ウェンディゴ」の襲来…
まさに、カプコンの名作タイトル『バイオハザード』が日本で起こったらこうなるといった感じに話が進みます
純然たるバイオホラー物ではありますが、主人公の失われた記憶にもある種の仕掛けがあり、ミステリーとしての側面もあって飽きさせません
また、希望と絶望の調整が絶妙で、単なるサバイバーで終わらない魅力があるように感じました
元々バイオハザードシリーズが好きで、こういったバイオホラー、サバイバルホラーも好きなジャンルだから嗜好に合っていたのも多分にありますが、この手の小説としてはわりと薦められる完成度だったかと思います

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