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ミステリの祭典

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悪夢のドライブ
悪夢シリーズ

作家 木下半太
出版日2007年07月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 たかだい
(2025/02/02 23:50登録)
木下半太によるユーモアミステリーシリーズ「悪夢の○○」の一つで、今回は、食っていく為に止むなく運び屋のバイトを引き受ける羽目になった売れない芸人が主人公
車を所定の場所まで運転するだけのお仕事だった筈が、やがて命の危機にも直面し、思ったより多くの人間が関わる一大事へと発展していく
木下半太の軽快な文章と、アフロヘアーの売れない芸人(主人公)など分かりやすく個性的なキャラクター、そこに勢いのある展開も相まってまさに珍道中といった感じが魅力の作品
あまりシリアスになり過ぎていないのが逆に功を奏している気がしていて、木下半太が描くユーモアミステリーは本作がある意味で最適解なのではないかとも思う

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