home

ミステリの祭典

login
悪夢の六号室
悪夢シリーズ

作家 木下半太
出版日2013年10月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 たかだい
(2025/02/01 03:33登録)
とあるモーテルタイプのラブホを舞台に、拉致され殺し屋と同室している男、裏金を持ち逃げしたヤクザの息子とその愛人、どちらもあと一歩で地獄待ったなしの状況で繰り広げられる人間模様を描いたサスペンス物
相変わらず軽快というか軽妙な文体で書かれている為、サクッと読めるのは魅力だと思う
その分、ミステリアスな雰囲気になり切れてないとも言え、今作に限って言えば他の悪夢シリーズのようなコメディ要素もあまりないので、作品として薄っぺらく感じてしまう
一応、予測不能な展開は健在なので、本格的もしくはヘビーなサスペンス大作とではなくライトノベル的な感覚で読む分には楽しめる作品ではあったかと思います

1レコード表示中です 書評