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ミステリの祭典

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イデアの再臨

作家 五条紀夫
出版日2024年04月
平均点2.00点
書評数1人

No.1 2点 メルカトル
(2025/01/30 22:13登録)
朝起きたら、壁に四角い穴が空いていた。あるべきものがない? これって……世界から■が消えている!?  誰も異変に気がつかない。混乱する僕に突然、金髪の同級生が告げる。「ここは、小説の中の世界。俺たちは登場人物だ」……次々と消されていく言葉、混沌を極める世界で、僕たちは犯人の正体を突き止められるのか!? 紙の本ならではのギミックが炸裂する究極のメタ学園ミステリー、爆誕。
Amazon内容紹介より。

そもそもこの作者はメタの概念を履き違えているとしか思えない、1ミリも面白さが感じられないメタミステリの駄作。実験的な作品を目指したものと考えられますが、それが成功しているとはとても思えない、単なる色物的な何かに落ちてしまっています。別に紙の本じゃなくても再現可能です。

登場人物に魅力がなく、人間らしさも感じられません。主人公に感情移入も出来ず、一体何を読まされているのか、何がしたいのかが理解不能です。ぶっ飛んだ設定が好きな私ですが、流石にこれは許容範囲を大きく超えています。何事もやり過ぎは良くないってことでしょうかね。全然笑えません。いや本当にに笑い事ではなく、全くの時間の無駄でした。まあ反対意見も訊いてみたい気もしますが、誰も読まないと思いますので何ともアレなんですが。

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