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ミステリの祭典

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ふたり、幸村

作家 山田正紀
出版日2012年05月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 虫暮部
(2025/01/24 12:09登録)
 告白するが、“真田信繁と真田雪村は別人だったと言う話” と言われてもピンと来なかった。歴史には弱いんです。
 伝奇ものとしても写実的な歴史ものとしても中途半端。別人説だけを歴史の流れの中に投げ込んで、無理無く融合させる為に敢えて深入りは避けた、と言う感じ。
 “子役と動物には勝てぬ” とか言うそうで、馬のキャラクターが良し。第三章、神鷹の視点を利用した飛躍もスリリングだった。邪推するならこれが『屍人の時代』の元ネタになったのかも。

 あ、ここにもシェイクスピアが……。

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