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ミステリの祭典

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真田啓介ミステリ論集 古典探偵小説の愉しみⅠ〔増補版〕 フェアプレイの文学

作家 評論・エッセイ
出版日2024年12月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 弾十六
(2025/01/02 19:58登録)
元版2020年6月荒蝦夷(初版500部)を増補して再刊。最初の同人誌?を買いそびれた私としては垂涎の一冊でした。
こういう書籍はネタバレが怖くて読めないのですが、著者は★★★や☆☆☆マークで文中で事前に注意するという工夫をこうじていて安心ですね!バークリーについてはほぼ読了済なので私は大丈夫ですし。

以下、目次。版元も全貌を公開してないので一覧を作りました。
冒頭の★はこの増補版で追加されたもの。タイトル後の[ ]内は初出です。
<1>アントニイ・バークリーの章
★バークリー以前 --- ユーモア作家A・B・コックス(『黒猫になった教授』解説)[論創社2023-09]
●A・B・コックス『Jugged Journalism』ご紹介[ROM1992-01]
●A・B・コックス『Mr. Priestley's Problem』ご紹介[ROM1992-01]
●アントニイ・バークリー『Roger Sheringham and the Vane Mystery』ご紹介[ROM1992-01]
●探偵と推理のナチュラリズム(『ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎』解説)[晶文社2003-04]
●『毒入りチョコレート事件』論 あるいはミステリの読み方について[本棚の中の骸骨2002-09]
●『毒入りチョコレート事件』第八の解決[ROM2018-07]
●「The Avenging Chance」の謎[ROM2012-11]【2024-04-15版、弾十六も小さな活字で登場】
●『ピカデリーの殺人』覚書[ROM1992-01]
●プロットと心理の間に(バークリー『第二の銃弾』解説)[国書刊行会1994-11]
●ロジャー・シェリンガム、想像力の華麗な勝利(バークリー『地下室の殺人』解説)[国書刊行会1998-07]
●空をゆく想像力(バークリー『最上階の殺人』解説)[新樹社2001-08]
●バークリーvs.ヴァン・ダイン 『最上階の殺人』の成立をめぐって[ROM2018-11、改稿:創元推理文庫2024-02]
●ロジャー・シェリンガムとbulbの謎[Re-ClaM2019-05]
★レディに薦める殺人物語[謎謎通信1986-02]
●トライアングル・トリロジー(アイルズ『被告の女性に関しては』解説)[晶文社2002-06]
●書評家百態 --- バークリー周辺篇[アントニイ・バークリー書評集第6巻2017-05]
★バークリー豆知識[ROM1992-01、一部新稿]
<2>英国余裕派の作家たちの章
(★)ベントリー『トレント最後の事件』を論ず[ROM1993-04]【各論部分を追加】
●A・A・ミルン『Four Days' Wonder』ご紹介[ROM2003-09]
●神経の鎮めとしてのパズル(ノックス『サイロの死体』解説)[国書刊行会2000-07]
●フェアプレイの文学(ノックス『閘門の足跡』解説)[新樹社2004-09]
●ノックス流本格探偵小説の第一作(ノックス『三つの栓』解説)[論創社2017-11]
●ミルワード・ケネディのプロフィール[世界探偵小説全集 月報7(第10巻)国書刊行会1995-06]
●探偵の研究(ケネディ『救いの死』解説)[国書刊行会2000-10]
●霧に包まれたパズル(ケネディ『霧に包まれた骸』解説)[論創社2014-10]
●レオ・ブルースとの出会い[Aunt Aurora1987-12]
●意外な犯人テーマの新機軸(レオ・ブルース『ロープとリングの事件』解説)[国書刊行会1995-03]
●名探偵パロディと多重解決のはなれわざ(レオ・ブルース『三人の名探偵のための事件』解説)[新樹社1998-12]
★『死体のない事件』を読んで[ROM1989-03]
●謎と笑いの被害者捜し(レオ・ブルース『死体のない事件』解説)[新樹社2000-03]
★レオ・ブルース『Case with No Conclusion』ご紹介[ROM1988-04]
●メイキング・オブ・探偵小説(レオ・ブルース『結末のない事件』解説)[新樹社2000-09]
●『ミンコット・ハウスの死』読後感[Aunt Aurora1990-12]
●キャロラス・ディーン、試練の時(レオ・ブルース『ハイキャッスル屋敷の死』解説)[扶桑社ミステリー2016-09]
★『死者の靴』読後感[Aunt Aurora1990-07]
★『怒れる老婦人』読後感[Aunt Aurora1997-08]
●天地創造のうちに開示される秘密(イネス『盗まれたフェルメール』解説)[論創社2018-02]
★エドマンド・クリスピンの『お楽しみの埋葬』 レディに薦める殺人物語⭐︎第二章[謎謎通信1986-04]
●クリスピン問答(クリスピン『大聖堂は大騒ぎ』解説)[国書刊行会2004-05]
●クリスピン『Frequent Hearses』ご紹介[ROM2003-09]
●クリスピン『The Glimpses of the Moon』ご紹介[ROM2003-09]
★[付録]探偵小説に魅せられた50(マイナス5)年 --- 真田啓介インタビュー[Re-ClaM2022-11]

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