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ミステリの祭典

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氷結

作家 ベルナール・ミニエ
出版日2016年11月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 YMY
(2024/11/30 22:53登録)
舞台は雪と氷に閉ざされたピレネー山脈。物語は標高二千メートルにある水力発電所へと通じるロープウェイの山頂駅で、皮を剝がれ首を切断されて吊るされた馬の死体が発見されるセンセーショナルなシーンで幕を開ける。しかも現場には、山腹の精神医療研究所に厳重に隔離されているシリアル・キラーのDNAが残されていた。そして連続殺人が始まる。
マーラーを愛聴しラテン語の名言を暗唱する、馬と山と高所とスピード恐怖症のセルヴァズ警部が、美しき憲兵隊大尉とコンビを組んで、厳冬の冬山と谷間の小さな町を命懸けで奔走する。
ぞくぞくする猟奇性と、思わずニヤリとしてしまう真相とを兼ね備え、頻繁に視点を切り替えてスピーディーに展開する。やや盛りすぎの感はあるが、デビュー作としては合格点だろう。

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