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ミステリの祭典

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レモン・ティーと危ない秘密の話
お茶と探偵シリーズ

作家 ローラ・チャイルズ
出版日2024年11月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2025/01/07 00:57登録)
(ネタバレなしです) 2023年発表の「お茶と探偵」シリーズ第25作のコージー派ミステリーです。第1章でいきなり殺人シーンが描かれ(残虐描写はありませんのでご安心を)、第2章でセオドシアが死体を発見、そして第3章で鋭い観察に基づく推理を披露していてなかなか好調な展開です。第6章でセオドシアがチャールストンのミス・マープル(アガサ・クリスティーのシリーズ探偵の1人)と呼ばれていることが話題になっていますが、第30章では推理で犯人を特定していてこのシリーズとしては謎解きがまともです。推理の根拠はそれほど強力ではないと思うし説明不足ではありますけど。被害者が過去作品に登場していた知人のためかやや重苦しい作品ですが、最後はめでたしめでたしの雰囲気でうまく締め括っています。

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