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ミステリの祭典

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これが最後の仕事になる
米澤穂信 秋吉理香子 白井智之 小川哲 方丈貴恵 ほか

作家 アンソロジー(出版社編)
出版日2024年08月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 メルカトル
(2024/10/02 22:27登録)
最初の1行は全員一緒。
1編6ページ、24種の「最後の仕事」。

早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。
Amazon内容紹介より。

これが最後の仕事になる、から始まる24の掌編。
ミステリ作家が結構多い割りにはミステリっぽいのが少ないです。人情物、最後に一捻りしてくるもの、1ミリも理解できないもの、反転物、切ない話、犯罪小説など様々な作品が楽しめます。ああ、楽しめないものも何割かは混じっていて、正に玉石混交です。

まあ流石にプロの作家が書いているだけに、作風が被っているのはほぼありません。しかし、なかなか心に刺さる作品は少ないですね。すぐに忘れてしまいそうな話が多い印象です。その中でも異色と言えるのが呉勝浩でしょう、アイディア勝ちで二度読みさせられ、その瞬間唖然となりました。物語自体は他愛ないものですが・・・ここから先はネタバレになるので割愛します。詳しくは書店で立ち読みでもして下さい。

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