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ミステリの祭典

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暗殺をしてみますか?

作家 生島治郎
出版日1985年04月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 虫暮部
(2024/08/29 13:08登録)
 前半、あぶれ者の孤独感みたいなものに今一つ説得力が感じられず。このへんの微妙な差ってどこで生じるんだろうか。
 後半、暗殺計画が存外にチャチに思える。頭脳戦と肉弾戦の半端な中間地点。ああいう準備をしておいてこんなもんか、と。特に、相手方の側近があれで寝返る展開は安直。
 読み終えてみると、能力のある作家がキチンと仕事をした、と言う以上の独自性は見出せなかった。タイトルから連想するようなユーモラスな筆致でもない。もうちょっと何か欲しいな。

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