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ミステリの祭典

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青春抒情死抄
その後、「ポセイドンの青春抒情死抄」に改題

作家 小峰元
出版日1983年05月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点
(2024/08/28 16:30登録)
ジャンルは、「ばかげた青春ミステリー」。
大阪とその近辺が主たる舞台。

大学卒の新人が新聞社で殺人絡みの事件で大活躍する、といった内容で、期待できるだろうと思っていたのだが・・・
ユーモアはたっぷりなのだが、いまではとても許容されないような表現、言い回しが出てくるし、時代錯誤な感じはあるし、ということでかなりがっかりした。タイムリーに読んでおけば少しはマシだったのか?
作者にはユーモアのセンスがあるのか、ないのか、かなり微妙である。

作者は新聞社出身ということもあって、乗りに乗って、筆が進んだのだろうなあと想像できるが、筆者にとってはデビュー作の「アルキメデス」のほうがはるかによかった。

内容的には、事件が多いだけでまとまりはなく、変なユーモアに引っ張られ、頭の中で整理できないまま終わってしまったw
身近な土地が登場することに楽しめただけだった。

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