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ミステリの祭典

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即身仏の殺人
リサ&チョーサクシリーズ 塔馬双太郎シリーズ

作家 高橋克彦
出版日1990年07月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 たかだい
(2025/03/24 22:11登録)
映画のロケ地で見つかったミイラを発端に、それを宣伝に利用しようとするプロデューサー兼地主と、村の共有財産を主張する村長側の対立。やがて、問題のミイラが盗まれ、事は殺人にまで発展する
地元・山形が舞台だから興味を持っただけで正直それほど期待してなかった作品でしたが、読んでみると意外と良作で満足度は高めでした
一歩進んでまた下がるを繰り返す(良い意味での)進展の無さが意外とクセになるというか、ミイラの盗難然り、事件のアリバイ然り、何かしらの推理(説)を提唱するとすぐに矛盾が出てきて話が降り出しに戻る為、先の展開が読み難いという楽しみがあります
歴史ミステリーと銘打ってあった為、「なんかお固い話っぽいかな…」と若干身構えた部分もあったのですが、キャラクター同士の砕けた話し方だとか著者の読みやすい文章などのお陰もあってかかなりラフに読み進められたのも良かったかと思います
この著者に関しては以前ホラー小説を読み漁っていた頃に読んだ『私の骨』以来ご無沙汰…というかほぼ知らない作家でしたが、本作をきっかけに他のミステリー作品も読んでみたい気にさせてくれました

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