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ミステリの祭典

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僕は■■が書けない 朽無村の怪談会

作家 阿泉来堂
出版日2024年08月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 文生
(2024/08/19 10:27登録)
ミステリー作家志望のホラー作家がとある怪談会に参加し、一見怪異の仕業に見える事件を推理して真相を見破っていくというホラーミステリーです。しかし、語られる怪談がどれもハリウッドのホラー映画並みに派手な展開なので静かにたちのぼってくるゾッとする恐怖を味わうといった怪談ならではの赴きはありません。個人的にはそこが不満。しかも、伏線が割とあからさまなのでオチが最初から見えてしまっていてミステリーとしても楽しめませんでした。まずもって主人公の設定からしてオチはあれしかないだろうという。第一の事件における被害者に関する錯誤もヒントが分かりやすすぎてむしろ、引っかかる奴がいるのかというレベル。

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