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ミステリの祭典

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真夜中の客―コナン・ドイル未紹介作品集2

作家 アーサー・コナン・ドイル
出版日1983年03月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 レッドキング
(2024/06/29 21:39登録)
ドイルの「未紹介作品集」そのニ いくつかはミステリっぽいが、ほとんどは、チョビっとサスペンスな小噺的冒険譚。
  「ダレンマハウリー村の跡とり娘」 謎の富豪娘の屋敷に侵入した二人の若者の冒険のオチは・・
  「辻馬車屋の話」 老御者が語る三つの犯罪ショートショート奇譚。
  「悲劇役者」 シェイクスピア悲劇役者達の勧善懲悪喜劇。
  「ハンプシャー州の淋しい家」 落魄した初老夫婦と家出息子の落し噺。
  「エヴァンジェリン号の運命」 ちょっとした海洋奇譚に乗った男女浪漫。
  「危機一髪」 三人の少年少女の海難スペクタクル奇譚。面白い。
  「ボックスマンズドリフトの宝石」 宝石採掘に夢をかけたコンビのハッピーエンドお伽噺。
  「真夜中の客」 北海孤島を舞台に謎の船難者と強欲な老人の宝石を巡る悍ましき執念の行き着く果ては・・
※その他、「ジェレミー伯父の家」「田園の恐怖」二編は、その後、「ドイル傑作集1(まだらの紐)」に収録され、既にそっちの評で取り上げてしまってた。先に、この「未紹介作品集」評で挙げるべきだったなぁ。

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