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ミステリの祭典

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在原業平殺人事件

作家 山村美紗 西村京太郎
出版日1997年07月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 よん
(2024/06/17 15:23登録)
山村美紗の遺作を西村京太郎が完結させた。在原業平ゆかりの古寺へ散策に出かけた明子は、大学教員の細川と出会い、交際を始める。ところが細川の同僚が殺される事件が起き、明子は図らずも探偵のような立場になる。
学長や教授のポストを巡る競争、学説を覆すような新しい資料の発見、複雑な男女関係など興味をそそられる背景が用意されている。
業平を巡る深い知識で物語を回していくのは、山村の真骨頂。西村が考えた結末もなかなかのもの。

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