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ミステリの祭典

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ユメノユモレスク

作家 夢野久作
出版日2016年03月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 みりん
(2024/05/21 00:44登録)
夢野久作の恋の奇想曲(ユモレスク)がテーマで『死後の恋』『押絵の奇蹟』『ココナットの実』『瓶詰地獄』の4つの恋愛小説が収録。4人の銅版画家が幻想世界へと誘うカラー扉をそれぞれ担当しています。この作品集のこだわりである旧字体や歴史的仮名遣い(夢野久作の文章の完全再現!)をじっくり堪能しながら、300ページ4h17min読了。

しかしながら、これはあまりおすすめしませんね。作品のチョイスはまあいいとして、挿画が『死後の恋』以外イマイチです。まあ私は芸術を正当に評価できるような審美眼は待ち合わせていませんが…4000円でこれを買うなら、他の傑作選で良いし、絵を楽しみたいのなら乙女の本棚シリーズの方を強くお勧めします。
褒めるべきところはフォントサイズ!非常に読みやすい!創元推理文庫は見習ってほしい!(私怨)

にしても短編の未読作が減ってきたな。そろそろ夢野久作全集とやらでマイナー作品拾っていくべきか。

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