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ミステリの祭典

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なぜ、そのウイスキーが謎を招いたのか
仙台のバー「シェリー」のバーテンダー・安藤

作家 三沢陽一
出版日2023年02月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 まさむね
(2024/06/15 21:00登録)
 仙台のバーを舞台とする短編集の第二弾。バーテンダーの安藤が馴染みの客の話を聞き、真相を解き明かすスタイル。ウイスキーが何らかの形で謎に絡んできます。謎自体やウイスキーの蘊蓄などは悪くないのですが…。気になる点を何点か。
 まず1点目。探偵役・安藤の推理の根拠が曖昧。単なる推測?
 2点目。真相がいくらなんでも無理筋ではないか。後半の短編になればなるほど顕著。最終話は犯人?の心理が全く理解できない。
 3点目。これが最もマイナスなのだけど、表現が大げさすぎる。何でも例えればいいというものではないだろう。しつこすぎるし、読んでいるこちら側が恥ずかしくなるレベル。ちょっと私とは合わないな。

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