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ミステリの祭典

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13歳からのアート思考

作家 末永幸歩
出版日2020年02月
平均点9.00点
書評数1人

No.1 9点 take5
(2024/05/05 18:17登録)
皆さんGW後半の読書に勤しんでます?さて、

選書の際は、ミステリーの範疇を考えますか
それとも良書にミステリーを見出しますか?

そもそもミステリーとはどの様な定義ですか
文体に隠された秘密、物の見え方が反転する
または、作者の伝えたい事を技法で知る事?

私がミステリーを好む理由を深堀りすると、
どうやら視野を広げるとかメタ認知的な思考
いや嗜好がありそうだと考えが至りました。
価値観、見えている世界が広がる至高の時を
求めているようです。極めて私考的ですが。

さてこの本、そもそも中高学校の美術教諭が
書いていますので、作り物のミステリーでは
全くもってないのですが、とにかく目から鱗
ボロボロ落ちまくりです。これまで美術とは
どう捉えていたかのバイアスが外れまくりの
人生の伏線回収本として大変お勧めします。

激動する複雑な現実社会を生きる全ての人に
必読の書といわれて読まずにはいられない、
そんな一冊です。さてミステリーとの接点は
と不審に思っても騙されてお読みください。
接点を見出す事で、読書は晴れて完結です。

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