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ミステリの祭典

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光の廃墟

作家 皆川博子
出版日1998年07月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 虫暮部
(2024/04/11 13:27登録)
 擬似CCみたいなキャンプ地で、殺意が芽生え過ぎだよ。最初の死をキッカケに箍が緩んじゃったんだね。癖の強い登場人物達が自然に描かれていて、ぶつかり合う気持も腑に落ちる。様々な血の絆である。この主人公が図書館勤務と言う設定はそそるな~。
 ただ、心理劇としての強さに受け皿としての物理劇が追い付いていない嫌いはあり、ミステリとしての緻密さには欠けるか。

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