| 殺める女神の島 |
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| 作家 | 秋吉理香子 |
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| 出版日 | 2024年03月 |
| 平均点 | 4.67点 |
| 書評数 | 3人 |
| No.3 | 4点 | SU | |
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(2026/05/02 19:04登録) モルディブ沖のリゾートアイランドに、ミスコンの最終候補者7人が集まった。彼女たちは、主催者と共にこの島に滞在し最終審査の準備を進めるのだ。だが、早々に主催者が誰かに襲われ意識不明に陥る事件が起き、さらに候補者の一人の命も奪われてしまう。通信機器も破壊され、彼女たちはこの島に封じ込まれる。 女性たちの共同生活が進むにつれて関係がギスギスしていく様がまずスリリング。さらに連続殺人の興味も加わって刺激的。一つの座を争うオーディションという枠組みも巧みに活かされている。 ただし、キャラクターにもう少し個性がほしかったし、ミステリとしてももうひと捻りほしかった。 |
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| No.2 | 6点 | HORNET | |
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(2026/04/30 22:19登録) リゾートアイランドに集められた、外見と内面の美を競い合うコンテストの最終候補者。メンバーは女子高生モデル、経営者、小説家、医師、シェフ、インフルエンサー、大学院生の七人。これから二週間、互いを知りながら、高め合いながら、助け合いながら、最終選考の準備を行う。その日々を見守ってグランプリを決めるはずだった主催者が、二日目の朝、瀕死で見つかった。次々と殺人が起きるなか、巧妙に隠された参加者たちの「嘘」も明らかになっていく――。この中で、一番嘘つきの殺人鬼は誰?(JPROより) いわゆる「絶海の孤島モノ」だが設定がなかなか面白い。連続する事件の途中までは「これも審査の一つなのだろう」などと勘違いしていたある候補者の姿など、展開の中にも面白さがある。 ただ真相はちょっと飛躍しすぎて、もう少し現実的な路線で意外性を期待していたところがあった。 女性同士の本性がぶつかる作風は、十分に作者らしかった。 |
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| No.1 | 4点 | 文生 | |
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(2024/03/21 16:53登録) イヤミスの女王がクローズド・サークルに挑戦ということで、外部との連絡を断たれた孤島にて連続殺人&美女7人によるドロドロ展開が始まります。このイヤミスとクローズド・サークルの組み合わせはなかなか相性が良くて読ませますし、どんどん謎が深まっていく展開にも引き込まれるものがあります。意表を突いた動機もホワイダニットものとして悪くありません。しかし、事件の真相といい、犯人の計画といい、あまりにもあり得なさそうなことが多すぎます。スケールが大きいが故に本格としては大味で、納得度の低さがかなりのマイナスポイントです。 |
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