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ミステリの祭典

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友情よここで終われ
オリヴァー・フォン・ボーデンシュタイン&ピア・キルヒホフ

作家 ネレ・ノイハウス
出版日2024年02月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 HORNET
(2024/04/06 20:41登録)
 著名な小説編集者、ハイケ・ヴェルシュが失踪した。大手出版社に勤めていたハイケは、新社長と合わず、自身で新しい会社を立ち上げようと奔走していた時だった。ただ関わる出版関係者は、ハイケの学生時代からの友人ばかり。事件の背景に何があるのか、ハイケは無事なのか―ホーフハイム警察署の刑事オリヴァーと首席警部のピアが、鋭い嗅覚で真相解明に乗り出す。

 古き良き文学を守る、という大義をかざしながら、その実自身の社会的成功を目論むハイケ。学生時代からの旧友という体でいながら、その実確執にまみれている人間関係。オリヴァーらいつもの面々により、それらが一つ一つ暴かれていく過程は読みごたえがあったが、ここまで長い必要があるのかという感じはした。本シリーズのサブストーリーとしてお馴染みになっている、オリヴァーの家庭事情のほうがシリーズファンとしては興味深かったところ。
 怪しい人物が二転三転した末の結末は、面白かったといえるし、真犯人は意外な人物であったとは思う。

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