| 因業探偵 新藤礼都の事件簿 | 
  
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| 作家 | 小林泰三 | 
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| 出版日 | 2017年06月 | 
| 平均点 | 7.00点 | 
| 書評数 | 1人 | 
| No.1 | 7点 | 虫暮部 | |
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      (2024/03/09 13:57登録) 抜群の頭脳と最悪の性格。新感覚お仕事ミステリ(笑)。 しかし本作の最も重要な売りは “何処に謎があるのかが謎” と言う構造だと思う。斜め上に向けて積み上げるロジックに気を取られていると、思いもかけぬところから読者を騙しに来る。 と考えると、これは単なるキャラクターものではない。それをメインの要素に見せかけて実は煙幕の一つとして機能させているのである。読み易過ぎて実際以上に “小品” の印象が残ってしまうのが勿体無い。  | 
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