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ミステリの祭典

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紅葉街駅前自殺センター

作家 光本正記
出版日2013年01月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 虫暮部
(2024/03/01 13:57登録)
 タイトルそのまま。粛々とした書きっぷりが却って出口無しの苦しさを感じさせる。予想通りの赤紙も唐突に明かされる “犯人” もまぁ許容範囲内だとして、最後の最後で不条理に転んでしまうのはどうなんだろうか。あれは踏み留まった方が良かった。始まりが夢の描写だから或る意味で整合性は取れているのだろうか。
 語り手の自死直前数日間の暮らし方が連休時の私そっくりで苦笑。

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