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ミステリの祭典

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さなぎ

作家 ジョン・ウインダム
出版日1966年01月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 糸色女少
(2024/02/14 21:47登録)
舞台は<試練>後の中世風の村社会。ミュータントを忌み嫌い、些細な変異でも追放される社会に生まれたテレパシー能力を持つ主人公は、仲間がいることを隠して成人したが、強力なテレパシー能力を持つ妹が生まれたことから事態が発覚し、捕らえようとする村人たちから逃亡する。
息詰まるような破滅後の暮らしを鮮やかに描いたこの作品は、テレパシーを描いた小説としても一流である。また、ウィンダムの特徴である「生き残るのは誰か?」というテーマはここにも盛り込まれている。

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