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ミステリの祭典

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吉野隠国殺人事件
尾高一幸シリーズ

作家 草野唯雄
出版日1991年09月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 nukkam
(2024/02/12 23:01登録)
(ネタタレなしです) 1991年発表の尾高一幸シリーズ第10作の本格派推理小説です。「越後恋歌殺人譜」(1986年)で殺人容疑を晴らした女性の娘である渥美純子と尾高が再会します。彼女は当時の約束通り学校を卒業したので尾高の事務所で助手として働くことになります。すると純子の学生時代の親友である美紀が絡んできた酔っ払いの男を振り払って男が手すりから落ちてしまうという事件が起きます。事故死かと思われますが美紀に殺人の動機があったことが判明して純子の依頼で尾高が事件を調べる展開となります。犯人はまずこの人しかいないという状況になりますが、それにしても第3章で早々と尾高が犯人を特定した理由が説明不十分です。犯行計画の方も突っ込みどころ満載です。

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