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ミステリの祭典

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ネヌウェンラーの密室

作家 小森健太朗
出版日1996年01月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 Tetchy
(2008/12/17 22:42登録)
古代エジプトの遺跡の中で起こる連続殺人事件。
そう聞くと誰もが殺人事件の謎解きを連想するだろう。私もそうだったが、さにあらず、これは“ミステリ”というよりも“ミステリー”の方が正解と云える作品。
つまり本作で主眼となっているのは遺跡に仕掛けられた殺人装置の謎解きなのだ。

こういう趣向であれば、本作の題名は明らかに不適切であろう。
“密室”を冠していながら、実は王墓に残されたパピルスの暗号解読が主眼であるから、ここは『ネヌウェンラー王の墓の謎』という風にすべきではないだろうか?

本作の主眼となっているパピルスの解読、古代エジプトの薀蓄などは知的好奇心を満たすものであるだけに、この違和感がなんとも勿体無い。

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