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ミステリの祭典

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エヴァーラスティング・ノア この残酷な世界で一人の死体人形を愛する少年の危険性について

作家 高橋びすい
出版日2023年09月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 まだ中学生(仮)
(2023/12/25 21:12登録)
経済と技術が進んだ先進国が作るユニオンと、足りない経済力を死体人形と呼ばれる一種のゾンビの活用で補おうとした発展途上国が加盟するアライアンスが激突。日本は死体人形の技術開発を担ったこともあってアライアンスに参加し、ユニオンによって侵攻を受けて千葉に拠点を作られていた。
首都圏が落とされるのも時間の問題となる中で、アライアンスからサクトという名の少年と、ノアという少女をはじめとした死体人形がレジスタンス勢力を支援した反攻に出ようとする。生前の記憶を持っていない死体人形は、破壊された再生される際にもその時の記憶を失ってしまう。
戦友のサクトに親愛の情を抱きながらも、ノアが死地へと送り込まれる展開の残酷さに涙したくなる。一種の細菌によって動かされている死体人形に、人間と同じ自我はあるのかといった哲学的な問いかけも深い。

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