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ミステリの祭典

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ペピーク・ストジェハの大冒険

作家 パヴェル・チェフ
出版日2023年06月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 まだ中学生(仮)
(2023/10/25 22:26登録)
いつも同級生にいじめられている男の子が青い石を拾い、青い本を手に入れ、転校してきた青い目の少女に出会うところから物語が始まる。
少女と町を冒険するうちに男の子は少しずつ自信を持つようになるのだが、川に張った氷の割れ目に落ちて肺炎になってしまい、一カ月寝込んで学校に戻ると、少女は消えていた。やがてその子から助けを求める手紙が。男の子は、目的地の灯台へ。
ある意味、子供っぽいファンタジーが、額縁に入れれば一枚の絵として飾られそうなくらい見事に描き込まれた絵でつづられていく。吹きだしの言葉にしがみついていないと、目眩のするような深みに引きずり込まれそうな気さえする。これこそ、グラフィックノベルならではの魅力だ。

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