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ミステリの祭典

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名著奇変
柊サナカほか

作家 アンソロジー(出版社編)
出版日2023年06月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 メルカトル
(2023/10/03 22:28登録)
教科書に載る誰もが知る
あの名作が現在に舞台を遷し、
奇怪な物語として蘇る! 

国民的ベストセラーが持つDNAを
次世代の小説家がさらに
進化させた第一級のホラーミステリ。

謎解き、考察…。どんでん返し! 
読書に馴染みのない方も
ぐいぐい一気に引き込まれる!
Amazon内容紹介より。

6編の中で元ネタを読んだのは『走れメロス』だけ。葉山嘉樹って誰?位の知識しか持っていない私に読む資格があるのか、とも思いましたが、問題なく読めました。更に著者は初めましての方ばかりで、大丈夫なのかとの不安もあったりしました。でもそれぞれが味を出していて結構楽しめました。一概にホラーと言っても、おそらくみなさんが想像している様なものとは違うと思います。それだけ日本のホラー小説も進化しているのかも知れないですね、人間の暗部を描いたものが多かったです。

中にはミステリっぽい作品もありますし、どんでん返しも。どれも一定の水準に達していますが、敢えて好みを交えて選ぶとすれば、相川英輔『Under the Cherry Tree』、大林利江子『せりなを書け』のツートップとしましょうかね。このお二方は文章がこなれており読みやすく、意外性もあり大変面白く読ませていただきました。

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