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ミステリの祭典

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AIとSF
日本SF作家クラブ編

作家 アンソロジー(国内編集者)
出版日2023年05月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 虫暮部
(2023/08/26 13:14登録)
 タイトル通りのSFアンソロジーだが、謎とその解明を軸にした作品やミステリ的な捻りを備えた作品も多い。人ならざるものの意思、と言うことで神仏ネタが重複しているのは、示し合わせたわけじゃなくて必然なのだろう。中には1編くらい、AIに書かせた作品が密かに混じっているかも。
 注目作を挙げます。『AIとミステリ』があったらそのまま収録されそうな高山羽根子「没友」と品田遊「ゴッド・ブレス・ユー」。喚起させられるイメージの倒錯具合が可笑しい十三不塔「チェインギャング」。野﨑まど「智慧練糸」は反則、だがテーマをもっとも体現している(かも)。

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