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ミステリの祭典

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死刑宣告

作家 ウィリアム・J・コフリン
出版日1996年09月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 ◇・・
(2023/06/11 20:42登録)
裁判官として活躍する傍ら十五冊の小説を執筆し、六十歳で急逝した作者の最後の作。
おそらく作者は、法曹界の内幕をリアリスティックに描きたかったのだろうが、サイドストーリーがあまりにも多すぎて、全体的に焦点の定まらない作品になっている。読んでいる側としては、ストーリーがどこに向かっているのか、時としてわからなくなるほどだ。
結局、読み終わってみれば、お忙しい弁護士の奮戦日記といった印象しか残らない。

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