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ミステリの祭典

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女性判事

作家 ナンシー・テイラー・ローゼンバーグ
出版日1996年10月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 ◇・・
(2023/06/11 20:36登録)
ラーラは、十一年間検事を務めたのち二年前、判事に任命された。正義感の強いラーラは、厳格な判決を下すことで知られていた。刑期はなるべく長く、罪状は出来るだけ重くするという評判であっ学た。学生暴行殺人の控訴取り下げを認めた時から、身辺に次々と異常が起こり始める。
家庭の崩壊、暴力犯罪、幼児虐待、売春、性的倒錯といった米国の病める米国の社会を浮き彫りにするとともに、それを支えるはずの法制度の矛盾や法の執行者の不正という問題にも鋭くメスを入れた意欲作だ。

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