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ミステリの祭典

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SAKURA 六方面喪失課

作家 山田正紀
出版日2000年01月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 虫暮部
(2023/06/03 12:53登録)
 読んだ印象は “B級” で、まさに作者の狙い通りだ。最後の大ネタは噴飯もの(良い意味)だが、盆暗刑事達の逆転劇はやや唐突で、個々のキャラクターが十二分に生きているとは言いがたい。一話ごとの小ネタを無理の無い範囲で小ネタとして上手く使っているとは思う。
 でも、後藤とか佐藤とかは駄目だろう、イントネーションが全然違う。第五話とその延長は、血の滲むような愛憎がショッキング。

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