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ミステリの祭典

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女王陛下を撃て

作家 ピーター・カニンガム
出版日1996年07月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 ʖˋ ၊၂ ਡ
(2023/04/07 13:17登録)
カリブ海に浮かぶアンティグア、小さいとはいえ独立国家である。ここの警察のホープ巡査部長は、驚くべき計画が進められていることを知る。それはイギリスの女王暗殺計画であった。
スコットランド・ヤードもやっと暗殺計画をつかんだが、犯人の顔やいつどこで女王を襲うのかもわからない。空前の警備網を敷く警察、着々と準備を進める暗殺者、そして犯人の顔を知っているただ一人の男、カリブのホープ巡査部長。
この三者のカットバックによるクライマックスは多分に映画的だが、かなりの迫力である。大詰めがダービーとなると、ついD・フランシスの作品と比べてしまうが、重厚さは当然フランシスが上、だがその分読みやすさは抜群。

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