home

ミステリの祭典

login
ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密

作家 トマス・H・クック
出版日2014年02月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 レッドキング
(2023/07/07 23:21登録)
「青髭公」ジル・ド・レ男爵に、「吸血鬼」エルジェーベト・バートリ伯爵夫人の両伝説的大物の他、ウクライナの猟奇殺人鬼チカチーロ、ナチやアルゼンチン暗黒時代の恐怖・残虐譚をルポタージュし続けた作家の自殺。彼の自殺の真相を探る友人の文芸評論家と作家の妹。作家がアルゼンチンで出会い、行方不明となった先住民族の女を求めての旅路が、なぜ、彼は自殺を選んだのか、のWhyミステリ解決にも「行き着き」。でも、その「解決」は・・ミステリ的多重解決超えて、アンチミステリ超えて、もう、「文学」そのもので・・・。「子供は戯れにカエルを殺すが、カエルは真剣に死ぬ」

1レコード表示中です 書評