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ミステリの祭典

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ソマリアの海賊

作家 望月諒子
出版日2014年10月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 虫暮部
(2023/03/17 12:21登録)
 ハンドメイド感溢れる国際? 謀略? 冒険? 小説。与太話を読んでいる心算がいつの間にかえらいことに。
 所謂発展途上国に対する “学問と秩序は無いが純朴” と言った型通りの先入観を利用して作者に上手く乗せられた気分。現地人のキャラクターが似通っており紛らわしい、と感じるのも私が先入観のせいでそう読んでしまうのかな。
 それほど緻密ではないが全体のムードと相俟ってOK。多少の問題意識を笑い泣きのエンタテインメントで挿んで差し出す意図は達成されていると思う。

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