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ミステリの祭典

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死ぬほど怖いトラウマTVマンガ大全
鉄人社編集部

作家 事典・ガイド
出版日2022年03月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 メルカトル
(2023/03/01 22:57登録)
やたら過激だった80年代のアニメ
恐怖をあおり過ぎな覚せい剤の警告CM
殺人シーンが生放送された昔のニュース
本当は怖かった映画版ドラえもん……
本書は、かつて見たテレビ番組やCM、マンガのなかから、
わたしたちの心に大きな傷を残した作品や放送事故、怪事件などを
年代順にまとめたものです。
Amazon内容紹介より。

1ページ或いは見開き2ページを使ってTV番組や映画、ゲームなどを紹介しています。中身はタイトル、サブタイトル、解説、作品の紹介、そして肝心の画像で構成されています。半分くらいが幾つかの画像で占められており、トラウマになりそうなものばかりを並べていますね。なりそうなというのは、私自身ほとんど観ていないものばかりなので、正直本当にそんなに恐怖心を煽るのだろうかと疑問に思うからです。

それでは掲載されている作品をほんの一部紹介します。
アニメから『天才バカボン』映画版『ドラえもん』映画版『北斗の拳』『まんが日本昔話』劇場版『エヴァンゲリヲン』『妖怪人間ベム』『ちびまる子ちゃん』『ダメおやじ』などメジャーからマイナーまで。
特撮ものから『ウルトラQ』『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンタロウ』『仮面ライダー』シリーズ『超人バロムワン』など。
TV番組から『笑っていいとも』『探偵!ナイトスクープ』『ねるとん紅鯨団』など。他はCMが多いですね。
たまに教育番組や『みんなのうた』なんかもチョイスされています。
内容は生首が転がる、手足がもがれるなどのスプラッター、所謂心霊現象的なもの、例えば何かしらの霊や不自然な人間の顔が映り込んでいたりするものなんかです。

一番感心したのは、というのも何か変ですが赤塚不二夫の『天才バカボン』ですね。これは何と言うか、ブラックユーモアかホラーか分かりませんが、とにかく作家らしい発想が素晴らしいと思いました。あのギャグ漫画でこれをやるのかというね。

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