home

ミステリの祭典

login
ララバイ・タウン
エルヴィス・コール&ジョー・パイク

作家 ロバート・クレイス
出版日1994年07月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 SU
(2023/02/25 19:42登録)
以前、エルヴィス・コールが離婚するのに手を貸してやったハリウッドで働くパトリシア・カイルから、依頼人の紹介の電話がかかってきた。依頼人はピーター・アラン・ネルソン。彼は学生時代、映画監督として売り出す前にカレンという女性と結婚し、トビーという息子を持っていた。別れた後、ネルソンは監督として大成したが、その女性はそれきり彼の前に姿を現さなかった。別れたきり会っていないその女性と子供をコールに捜し出してほしいという依頼だった。
コールは、マフィアから逃れられない女性とその元夫であり有名監督でもある男の双方を手助けをする立場に追い込まれ、彼らの生活を守ろうとして努力する。
依頼人の女性とコールが、ほとんど知り合ってもいないのに、マフィアから逃げ出す手助けをコールが申し出るのは描写不足だろう。全体的に、描写が散漫であるのが見受けられるが、マフィアの陰謀を暴く過程はじっくり書けている。

1レコード表示中です 書評