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ミステリの祭典

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夏樹静子のゴールデン12

作家 夏樹静子
出版日1997年05月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 蟷螂の斧
(2023/02/10 13:22登録)
①死ぬより辛い 7点 乳飲み子を不注意で亡くてしまった妻は夫との心中を考えるが・・・手紙
②特急夕月 7点 下りの「夕月」で殺害した後、上りに乗り換えアリバイを作ろうとしたが、踏切事故でストップ。「夕月」は今、駅で停車している・・・誤算
③一億円は安すぎる 5点 夫が自殺。しかし妻は他殺と言い張る。保険金はおりるのだが・・・5人の社長
④逃亡者 6点 犯人は戦後の疎開先で刑事と同級であった。疎開先に犯人の女がおり、どこかで落ち合うはずだ・・・列車の遅延
⑤足の裏 8点 マイ・ベスト・ミステリーⅣ(日本推理作家協会編)で書評済
⑥凍え 4点 妻は冷え性で、夫が毎日のように寝る時に温めてやっているが・・・子供
⑦二つの真実 9点 妻が夫と同棲している愛人のマンションで殺された。愛人が殺害したと罪を認めていたが、裁判で実は夫が殺害したと突然供述を覆した。そして夫も自分が殺害したと証言した・・・一事不再理
⑧懸賞 7点 河原でヤクザの死体。暴行に合って殺したという女性。犬と間違え石を投げて殺したという男性・・・車椅子の男
⑨宅急便の女 6点 宅急便で送られてきた女性の死体。受取人の浮気相手であり、送り主名義の妻であった・・・情念・復讐
⑩カビ 7点 肝臓癌で亡くなった人物の葬儀。同席した女姓からカビが原因という話を聞く・・・完全犯罪
⑪一瞬の魔 8点 不倫相手から言われるままに横領事件を起した。自殺を装って逃げるよう言われるが・・・心の迷い
⑫罪深き血 8点 実の父親は有名人と告白した母が殺された。有名人はすでに亡くなっていたが息子がおりその血液鑑定を母は依頼したようだった・・・スキャンダル

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