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ミステリの祭典

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暗闇の教室

作家 折原一
出版日1999年09月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 E-BANKER
(2010/06/27 22:33登録)
前作「沈黙の教室」に続く”ダークサスペンス”シリーズ。(作者がそう言ってます)
叙述系の技巧がこれでもか!というくらい盛り込まれており、「ごった煮」のような作品になってます。
それがうまく回収できていれば救われるのですが、何が何だかよく分からないうちに収束するという事態に!(氏の作品ではよくあるパターンですが・・・)
まぁ、いくらなんでもあれだけの計画的犯罪というか”仕掛け”を施した犯人が「あいつとあいつ」というのは無理がありすぎるような気がしてなりません。(能力的に)
少なくとも「沈黙の教室」のようにまあまあ納得性のあるラストがなければ、これだけの超長編を読むのは「ツライ」の一言ではないかと・・・
それでも決して嫌いではないので、この程度の評点に。

No.1 5点 BJL
(2002/08/12 21:45登録)
さすが「叙述トリックの雄」折原一もそろそろ辛くなってきたかなと思われる作品。
?のメインはバレバレ。今回はどう騙してくれるのかと楽しみにしていたが不発に終わる。
?は、まったくの蛇足。片岡が本当は二人いたとかの結末かと思ったら、もっとつまんない終わり方。
次回はもっとうまく俺を騙して暮れ。

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