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ミステリの祭典

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最果ての銀河船団

作家 ヴァーナー・ヴィンジ
出版日2002年06月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 糸色女少
(2023/01/29 22:20登録)
二百五十年のうち三十五年間だけ光を放つオンオフ星。その星の調査に赴いた二つの人類系文明の船団は、星をまわる惑星上の蜘蛛に似た種族との交易権をめぐり対立、ついに本格的な宇宙戦を始める。
物語は、生き残りと相手文明のだし抜きに奔走する人類文明同士の知恵比べのパートと、一人の天才を中心に蜘蛛族の文明の発展を追うパートの二つからなる。双方に共通するのが魅力的なキャラクター同士の知力をふりしぼった駆け引き。この駆け引きの妙が本書最大の売りとなる。設定の派手さはないが、痛快な宇宙SFであることには間違いない。

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