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ミステリの祭典

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ジョシコーセーの成分。
SCHOOL GIRL OVERFLOW

作家 ハセガワケイスケ
出版日2013年01月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 メルカトル
(2022/12/23 22:25登録)
遅刻。そう。美樹本花鈴は、やらかした。うっかり受かった名門女子校、その初日に、盛大に遅刻…!これからのことを想像して、たのしくなりそうだなあ、と思っていた矢先に!そして。そんなドジな少女を見守る、同じ制服を着た少女たち。お姫様の安比奈ひな子、委員長の服部美苗、モデルの織江巫子、万能キャラの更衣初穂。たくさんの期待と不安をまぜこぜに、ジョシコーセーたちの青春が、今始まる。
『BOOK』データベースより。

ちょっと、シリーズ物じゃなかったのかよ。やられたぜ、まだ登場人物の紹介しかしてないじゃん。という訳で、本作は女子高生から見た女子高生の実態を具に観察した様な作品となっております。女子校だけに男子は一切出てきません。所謂GLとも違います。ひな子ラブな三人美苗、巫子、初穂は当然ひな子に纏わり付いたりしてじゃれ合っていますが、生々しさはありません。

ストーリー性がほとんどない代わりに、語り手の花鈴を含め各キャラの性格、言動、特徴など事細かに描写されていて、JK大好き人間には堪らない作品だろうと思います。しかし好き嫌いははっきり分かれるタイプでしょうね。
『しにがみのバラッド。』は何だったんだろうと云う位、テンションが高いです。そのノリに付いて行けるかどうかも、評価の分かれ目になる筈で、まあラノベを読み慣れた方には問題ないでしょう。

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