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ミステリの祭典

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ガラスの街
ニューヨーク三部作

作家 ポール・オースター
出版日2013年08月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 虫暮部
(2022/12/15 15:30登録)
 “謎は解かれるべし” と言う思い込みを逆手に取った “謎を作る為の” ミステリ。安部公房の『燃えつきた地図』あたりを都会的(なのかな?)なセンスで書き直したみたい。でも作者と同名なあたりは伝統に忠実である。
 ピーターの長台詞はカフカか。スティルマン父との対話はチェスタトン。11章、クインも町を徘徊して何か書いたのかと思ったが……? まぁ曲解は読者の権利である。

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