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ミステリの祭典

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探偵綺譚 石黒正数短編集

作家 石黒正数
出版日2007年12月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 メルカトル
(2022/12/01 22:59登録)
今ホットな注目を集めている石黒 正数の短編集。表題作『探偵綺譚』は、ヒット作『それでも町は廻っている』の人気キャラクター「嵐山歩鳥&紺双葉」の先輩後輩コンビが登場する、『それ町』プロトタイプと言える作品。この先輩後輩コンビの系譜は「COMICリュウ」連載中『ネムルバカ』の主人公コンビへと繋がる。全10作品収録。
Amazon内容紹介より。

『探偵綺譚』ねえ。てっきりミステリ短編集だと思っていたら、ジャンル色々の漫画でありました。探偵、ハードボイルド、SF、ホラー、思春期等、バラエティに富んでいてこれはこれで楽しめました。たまにツボに入って大笑い出来るし、あまり深く考えずに気楽に読めるので、悪くないです。ただ、やはり『外天楼』と比較すると格段に落ちるのは否めません。

私としてはラスト二作の、作者自身が出てくるパチスロの話が一番面白かったですね。こんな絵も描けるんだと素直に感心しました。全然タッチが違うと云うか、まるで『北斗の拳』の様だと思いました。誰が見てもパロッてるなと感じるでしょう。

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