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ミステリの祭典

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シークレット 綾辻行人ミステリ対談集in京都
綾辻行人

作家 評論・エッセイ
出版日2020年09月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 メルカトル
(2022/11/15 23:13登録)
綾辻行人が、それぞれのデビュー時からかかわりを持ってきた後輩作家たち10人と夜な夜な語る、ミステリの魅力と創作の秘密。それは、かけがえのない愉楽。読めば、小説がさらに面白くなる。読書欲に火をつける、極上の対談集!
Amazon内容紹介より。

2014年から2020年まで綾辻行人が携わった後輩ミステリ作家達と、京都で行われた対談を集めたもので、写真入り。
登場する作家は詠坂雄二、宮内悠介、初野晴、一肇、葉真中顕、前川裕、白井智之、織守きょうや、道尾秀介、辻村深月の十人。道尾秀介以外顔を見たことなかったんですけど(検索したこともなかった)、皆さん想像していたのと何か違うって感じでした。道尾秀介はテレビで観た時よりワイルドな印象です。一肇、白井智之、織守きょうやの三人はぼかしてあってはっきり映っていません。織守きょうやは男だと思っていたら女性だったという罠。対談当時は38歳でしたが、目から下を本で顔を隠した全身ショットがあって、それを見る限り前髪ありで若干垂れ目の可愛い感じがして好感度アップでした。前川裕だけは何となく容貌がしっくりきて、ちょっと西川きよしに似ています。

みなさん、それぞれのミステリに対するスタンスみたいなものを中心に発言されています。自作に対しての自身の評価であったり、綾辻作品で印象深い物、影響を受けた作家など多岐に亘り対談しています。一読だけでは何とも言えませんが、それでも少しはその人となりが伝わって来ます。みんな真面目だな~と思いましたねえ。それぞれ執筆スタイルがあって、まあそれが当然なんでしょうが、興味深かったです。

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