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ミステリの祭典

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探偵少女アリサの事件簿 さらば南武線
探偵少女アリサの事件簿シリーズ

作家 東川篤哉
出版日2021年11月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 まさむね
(2023/01/08 21:22登録)
 名探偵として世界に名をはせる母と、国内では有名な探偵らしい父を持つ、10歳の美少女・有紗(アリサ)。多忙な両親不在の際に、アリサの子守役を依頼される便利屋、31歳の橘良太。この2人のコンビで溝の口周辺の事件を解決していく連作短編集の第3弾。そしてシリーズ完結編。
 4短編を収録。いずれも本格ミステリとしての根幹は守っています。でも出来栄えはマチマチ。個人的には、2話目の「名探偵、金庫破りの謎に挑む」に好感。
 アリサの両親も含めて拡張させやすい設定だろうなぁと思っていたし、読み心地もよかったので、この作品がシリーズ最終巻となったことは正直残念。このシリーズは「10歳のアリサの1年間」を描いたともいえるので、何らかの形で「その後」を読んでみたいものですが、無理なのかなぁ。

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