home

ミステリの祭典

login
競争の番人 内偵の王子
白熊楓シリーズ

作家 新川帆立
出版日2022年08月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 文生
(2022/10/24 08:33登録)
公正取引委員会の審査官・白熊楓が九州事務所に転勤しての九州編です。今回は殺人事件が発生して少しミステリらしくなりましたがやはりミステリとしては小粒。むしろそのために、お仕事小説としての面白さは少し後退した感すらあります。本庁に比べて九州事務所の人間関係がギスギスしているのも好みの分かれるところでしょう。それでも、テンポの良さで読ませ、また、内偵の王子こと常盤や後半から登場する旧キャラは魅力的なのでエンタメ小説としてそれなりのレベルをキープしています。

1レコード表示中です 書評